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2015年12月 7日 (月)

養生之暦 H27年 9月

201509_3

◆八月の気温は、上旬がかなり高め、中下旬はほぼ平年並み、月間平均ではやや低めでした。六月から八月の推移で見ても平年よりやや低めで、十年平均と比べると一度低めでした。この夏は冷夏とは言えぬまでも、程々の暑さなのでした。エアコンを交換しましたが、就寝時には一度も冷房を使いませんでした。エルニーニョ現象は続いているようで、冷夏暖冬とまで行かずとも、多少の傾向はあるようです。
◆病の直接的で一次的な要因と、間接的で二次的な要因とを切り分けて、それぞれに対応可能な複数の手立てを考えるのが真っ当な治療戦略だと考えています。どこで何が起こっているのかを探ることと、それが何故に生起してしまうのかを問うことは別の事柄です。原因として探られるのは、通例は前者の「どこで」「なにが」起こっているのかを明らかにすることですが、それが「なぜ」起こってしまうのかを問うことは、現実場面では迂遠です。例えば、運動器の障害の根源的な原因として「魚の身体構造から進化したヒトの体が抱えた代償」という構造的な問題を想定し、この構造的な弱点の破綻が、膝痛や腰痛として現象するとしても、眼前の痛みを今どうするかを直ちに導き出すのは難問です。
◆千余名の比較的健康な若年者を対象とした頚椎椎間板のMRI画像調査で、20代男女の九八%で軽度の椎間板変性が見られ、加齢と共に増加したという報告がありました。関節や椎間板の変性はごく普遍の現象です。運動器の障害や痛みの検査として、様々な画像検査が実用化され高度化していますが、どこで何が起こっているかというレベルの原因探索法としての信頼性は、高度先進的であっても思われているほど高くはなく、状況証拠の一つです。筋肉を緩め循環の改善を目標とした治療の意義もこのあたりにあります。

二言の切れ目の空の野分けかな Photo_3


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