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2015年3月20日 (金)

SpO2が88%だったのに・・・・

昨夜、老母(89歳、認知症末期で寝たきりで、かつ喘息があってCOPD類状態)の「見守り」に、1時間半ほど車を走らせて実家に帰っていました。
(もう3年ほどは毎週帰っていて、数回に1回は、そばでいつも看ている姉と齟齬を来します)。

夜中に痰がらみでヒーヒーいっている老母のSpO2(簡易的なのは承知)を計ると91%はあります。

この数値が絶対とは思いませんが、ゼロゼロヒーヒーいっている老母の呼吸機能は、ゼロゼロヒューューの程度とは必ずしも比例していないな、と思い、老母の側のソファで寝ている自分の示指でSpO2を計測しました。

そしたらなんと88%でした。何度も計りましたが似たような数値しかでません。心拍は110前後もあります。

自覚的には呼吸の苦しさは皆無なのに、です。
深く息をすると、なるほど、肺の比較的深い部に痰絡みの感触があり、私自身も喘息小発作の状態なのでした。

SpO2的には、私の方が機能低下状態だったということになります。

お彼岸の時期は苦しくて当たり前なのだと自覚しているのですが(詳細はいろいろと考えないといけませんが)、ここのところ効果的な治療を施していると感じている喘息患者としては、「高地訓練」を続けているのかな、という印象を持ってしまいました(^_^)。

つまり、比較的低酸素の状態でも耐えられる、そんな生理状態になっているのかな、と自分の身体の変化を感じたのです。

大牟田の吉村先生に、膏肓周辺を丹念に治療して貰ったこと(前からこの部位にPOINTがあるとは思っていたのですが)、この治験以後、奥方に夜毎に同部に灸をすえて貰っていたことで、痰の量はそこそこあっても、さほど苦しくは無い状態となっていたのです(痰の画像保存はその後も続けています。発作時のゲキ門のは良く効くのは毎回です)。

膏肓周辺の筋系の神経支配は、脊髄断区的には胸髄中位なのでしょうが、実は頚随レベルなのです。

ここに哺乳類としてのヒトの進化の痕跡があるのでは無いかと考えている次第です。
肩甲背神経の走行や、横隔膜を支配する横隔神経の神経の成り立ちも似たところがあります。

(これ以上に、喘息が終息すると。研究の妨げになるので、タバコの量を増やしました、とはウソです(^_^))。

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