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2014年11月17日 (月)

胸椎に入る風邪他 (2001/12/17) 

◆11年来、喘息と馬尾神経痛(主に臀部の痛み)で診ている○さん。
間欠性跛行(一定の距離・時間歩く・立つと、歩行と起立に難儀し休息で回復するような状態)がいよいよ強くなってきた。100メートル歩くのに数度休息が必要の様子。
椎間板ヘルニアで二度の手術を行った×さんも同様の間欠性跛行が強く、ここ数年は外出は電動車イスのお世話になっておられるが、少々の雨でも出かけるし、天神まででも行ったことがあるという猛者。
○さんは×さんを時に見て、夫君の不具合も重なってご自分の行く末の姿を悲観される。そんなふうでストレス性の消化器潰瘍の傾向も出ている。
症状変化の余地が少なくなってきていることは、構造的な要因が強く固定しつつあるということを意味していよう。

◆友人M先生の円皮針経験。
十数年来、毎週熊本の父君の元に眼病の治療に通われている(父君の治療もという噂もあるらしいが私はそんな話は信じていない)M先生の話。
M 先生の父君は、古武士のごとき豪傑でエピソードも数知れずであったらしいが、ここ十数年緑内障と白内障を患って独り歩きにも難儀されていた。週一度、M先 生の鍼と灸の治療を受けていた成果もあってか、失明スレスレところで小康を保っておられたが、今年になって眼圧の上昇が急なため手術をされた。
モッコスが嫌いらしい割に頑固で保守的な傾向もあるM先生は、鍼灸治療についても自分の感覚に忠実で新進の風に少々欠ける所がある。新進が先走りすぎる小生と足して二で割ったらよいほどである。
そ のM先生が、テープ付きの円皮針(皮膚内に1ミリほど入ってテープで固定する、いわば押しピンのような針)を使ってみて、お灸に似た効能があるとえらくお 気に召したらしく、父君の治療にも使われた結果、「小さな字が読めるぞ」と父君から夜の電話報告を受けられ、それをM先生から深夜にうけたまわったという 話。

◆胸椎に入る風邪
先週は、小生が「胸椎に入る風邪」と名付けている症状を訴える方が四人もいた。
ちょうど肩甲骨の間の背骨の深部に鈍い痛みがあり、大きな息をすると胸に響くようなイヤな感じがする。胸椎(胸のエリアの背骨)を手拳で叩くと、ズンと痛み時に胸に響く。
先駆症状としてカゼのような寒気を背筋に感じたりすることがあるが、自覚していない人も多い。
寝違えのような筋肉の病態が、胸椎周囲の深いところにある筋肉にあるのではないかと推測している。

◆風邪の後に長引く咳
70代半ばの女性。今年だけでも普通感冒の後で一ケ月以上も咳に悩まされること三回(それぞれに内科での検査は受けている)。針を怖がる方で咽喉刺は敬遠される。
今回は風邪の引きはじめに意を決してご自分から咽喉刺をご所望されるが、恐怖心がある人には円皮針だけとする。週三回の咽喉刺が効いたのか、風邪も長引かず咳もほとんど出ない。円皮針だけでもそれなりの効果がありそうだ。

◆糸月の見ごろ
本日の夕方6時半頃、西の空低くオレンジ色の糸月が落ちていくのを眺めた。月齢は2.6ほど。三日月とまで行かぬほんとに糸を引くような妖しい色目の月である。
明日あたりで仏さんの眉月、明後日あたりで絵に描いたような三日月だろう。
夕方に西の空をゆっくりと眺めるような暇はなかなかとれぬものだ。
今週は何かと忙しくなりそうである。

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