011 喘息

2015年3月20日 (金)

SpO2が88%だったのに・・・・

昨夜、老母(89歳、認知症末期で寝たきりで、かつ喘息があってCOPD類状態)の「見守り」に、1時間半ほど車を走らせて実家に帰っていました。
(もう3年ほどは毎週帰っていて、数回に1回は、そばでいつも看ている姉と齟齬を来します)。

夜中に痰がらみでヒーヒーいっている老母のSpO2(簡易的なのは承知)を計ると91%はあります。

この数値が絶対とは思いませんが、ゼロゼロヒーヒーいっている老母の呼吸機能は、ゼロゼロヒューューの程度とは必ずしも比例していないな、と思い、老母の側のソファで寝ている自分の示指でSpO2を計測しました。

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2015年1月 9日 (金)

追跡 横隔膜・・・・・

横隔膜の事を熱心に語っていたせいか、我が心の音楽の師・太田先生が「POWERbreathe (パワーブリーズ) プラス スポーツ を紹介されている、と勘違いしているような。

箱鞴(はこふいご)の「ピストン」である横隔膜について、自身の喘息と関連しつつ、生物進化と呼吸との関連で調べつつ考えていたところ、太田先生は、実践をしなさい、と啓示してくれているようです。

一昨日は、「重積」一歩手前で救急を呼びそうでしたが、何とか持ちこたえ(鍼灸師ですから安易に「薬」には頼らぬ、のがポリシーですから。とは言い ながら窒息しそうでした。)、翌日、漢方T医師の示唆も受けて頓服のステロイドで一服しています(β2作動薬も抗コリン拡張剤も、「生理」を狂わせる悪薬 と思うので一切不使用)。

この器具のことよく知らないのですが、「上手な咳の仕方」を構想していたので、ピンときたのです。
口を詰め、声帯の少し下の気管に意識を当てて、ピストン=横隔膜を一気に押しだし、気管の襞にこびり付いた「痰」を咽の上まで跳ね上げる、上手な「咳」のシューマです。

多分、横隔膜大王の太田大師には、この意味不明な文面の意味を理解して頂けるでしょう。我が痰のコレクション、どうでしょう先生!「痰の研究(1)」

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2015年1月 8日 (木)

痰の研究

10年程前に軽い喘息を発症し、この時は半年ほど夜間の咳発作に悩まされるも、特に加療せず経過し自然寛解していた。

2013年9月頃より喘息再燃。時間帯限定での咳と喘鳴。対症的な鍼治で軽減。
手厥陰経の刺鍼で、直ちに「気管支拡張」感が得られることを強く実感!
(夜な夜なの発作時、フトンの中で刺鍼する図あり。)

2014年4月今までに無く「胸が塞がり、咳も出来ぬような」気管閉塞感に襲われる。SPo2最小は80%。この頃、呼吸器内科医を受診し、1週間のプレドニン内服、ステロイドと気管支拡張剤の粉末吸入剤(アドエア)、抗アレルギー剤を処方される。

気管支拡張は、鍼で対応できているのと、抗アレルギー剤も病態的に?なので(「気管支機能をバカにする」)不要と申し出て、ステロイド粉末(フルタイド)だけで3ヶ月継続してみることにする。
約2ヶ月フルタイド継続。時間帯限定の痰と気管狭窄感の発作は消長あるも続く。

発作出現の時間帯限定の時刻は、おおよそ 午後1時、6時、午前2時、4時頃。軽ければ自然経過1時間ほどで軽快。夜間の2時と4時前後は睡眠不足の原因ともなるので、手厥陰経の刺鍼でほぼ30分以内に軽快していた。

実は、日に10~15本の喫煙は完全には止めず、状態次第でプカプカ続けていた。
(完全に治癒したら治験にならぬ、というのが言い訳でもありました。ホントに苦しいときは、流石にほんの一時だけは止めても、のど元過ぎたらまた復活の連続なのでした。)

2014年、近所に出来た内科(漢方をよく勉強していて、なかなか謙虚な若手の医師)を受診し漢方エキス剤の処方を受ける(小青龍湯+麻杏甘石湯+附子)。これは2週+3週飲んでみたが、ほとんど無効だったような・・・・

以前から「痰」の性状(見た目・粘度・味など)に興味をもって内心観察していたが、2014年11月頃より、フトというかやっとというか思いついてデジカメ写真を撮ることにしたのでした。

最初は手持ちのスマホで撮ったのですが、接写に優れたと触れ込みのデジカメを別途購入してみました。

けれどこれが失敗。接写用のレンズ周りについたLED照明が、喀出した標本の「痰」をセットした少量の水を浸したガラスシャーレーに映り込んで邪魔なのでした。
結局、htcバタフライのスマホカメラはそこそこに優秀なのでした。

以下は、それぞれに立派な「痰」たちです。
どんな時の「痰」なのかは別途にご説明したいと思いますが、最後の2枚(1日違いですが)の違いが、症状として決定的に「難儀」さの差になっていました。
それにしても最後から2番目の「痰」、細気管支の姿を見事に塑っています。

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